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ヤマシタを知る

企業理念・ビジョン

ヤマシタの企業理念やビジョン、
代表からのメッセージを紹介します。

私たちの企業理念

正しく生きる、豊かに生きる

この企業理念は、当社の変わらぬ「軸」であり、我々が体現し続けるものである。
時代によって社会構造や価値観は変化し続けるからこそ、
我々は「正しさとは何か」「豊かさとは何か」を追求する姿勢を持ちながら生きたい。

「正しく生きる」とは、高い倫理観を持ち私利私欲に走らず、
誠実に一貫性をもって生きること。

「豊かに生きる」とは、「正しく生きる」を体現した結果、
経済的な豊かさだけではなく心の豊かさも大切に、感謝と情熱をもって生きること。

我々は、お互いを尊重し合いながら、この企業理念を体現する人財集団となり、
社会に貢献し続ける。

私たちが取り組むのは日本を支える事業です

当社は、元来静岡発祥のリネンサプライ会社です。長年当社を老舗としてお取引下さっているお客様のおかげで今まで事業を営んでまいりました。企業成長の中で、今後の日本社会を支えるような事業に参画したいという想いから、介護用品レンタル事業にもいち早く参入しました。

現在日本は、莫大な赤字国債の増加から歳入と歳出の基本財政収支が崩れています。その中で喫緊の課題として挙げられるのが、社会保障費の適正化と効率化です。私たちはこの課題解決を担う重要な要素が、介護用品レンタルサービスであると確信しています。

介護用品レンタルから日本の超高齢社会を、リネンサプライから日本の医療・観光拠点を支援する。これらのレンタル・リーススキームを軸にしたサポート事業の展開が当社の方針になります。

私たちは、企業理念「正しく生きる、豊かに生きる」を基に創業以来60年以上、社会に貢献してきた事を自負しています。日本の将来をより豊かにするため、当社の企業ビジョン「日本の将来を支える救世主」へ邁進してまいります。そのためには、社会に貢献したいと熱望する若い力が欠かせません。私たちの企業理念に共感し、志を共にできる方との出会いを大いに期待しています。

⻑期ビジョン2030

EXCXを強みに非連続成⻑へ」

  • ※EX:仕事のやりがい
  • ※CX:顧客体験

ヤマシタは、企業理念である「正しく生きる、豊かに生きる」を軸に、これからの社会の変化を踏まえた目指す姿を「⻑期ビジョン」として定めています。2050年には売上1兆円企業となることを大きな展望として掲げており、そのために至る2030年の姿を表したものが⻑期ビジョン2030です。

日本の将来を支えるヤマシタのふたつの事業

ますます高齢化と人口減少が進む日本において、ヤマシタは「日本の将来を支える救世主」として、より多くの人々が豊かで、未来に希望のもてる社会づくりに貢献しています。

高齢化‧少子化に伴う介護負担を減らし、豊かな社会をつくる

ホームケア事業

2035年には3人に1人が高齢者となる我が国において、要介護・要支援者は約900万人に増加することが予測されており(※1)、今後、医療費負担の増加や将来世代への社会保障費の負担が深刻化してまいります。また、介護業界は他の業界と比べ、依然として給与水準が低いのが実情であり、2040年には約69万人の介護人材が不足するとされ(※2)、介護施設や直接介護を担うサービスの提供が困難になっていくことが懸念されています。

こうした課題に対してヤマシタのホームケア事業では、福祉用具のレンタルを通じて、高齢者が住み慣れた在宅環境で自立した生活を過ごすお手伝いをしています。福祉用具のサービスは、在宅介護の給付費全体の中でわずか8.3%でありながら、在宅介護サービスを受けている方の7割近くが利用している重要な社会インフラです(※3)。高齢者が福祉用具を使い、ご自身の力で豊かな生活を過ごせるようになることは、QOLの向上だけでなく、介護業界の人手不足解消・将来世代への財負担抑制にもつながり、この事業を成長させることは大きな社会貢献になると確信しています。

  • ※1経済産業省「将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会」(平成30年)
  • ※2厚生労働省「介護分野の最近の動向について」(令和5年)
  • ※3厚生労働省「令和4年度 介護給付費等実態統計の概況」

回復・増加するインバウンド需要を支え、日本の原動力になる

リネンサプライ事業

高齢化・少子化が進む日本において観光は重要な成長戦略の柱であり、とりわけインバウンド需要には低迷する日本経済を活性化させる大きな期待が寄せられています。しかし、宿泊業の労働生産性は全産業平均の約4割(※4)、宿泊業・飲食サービス業の欠員率は全産業平均の約2倍(※5)となっており、こうした生産性の低さや人材不足といった課題が解決されないと、回復・急増するインバウンド需要に応えられず、日本の経済成長を止めてしまうことになります。

ヤマシタのリネンサプライ事業は1963年の創業以来、約3,000社に及ぶお客様に対して清潔で安心なリネン類の安定供給を請け負っており、宿泊・医療施設での人材不足の解消や本来業務の生産性向上を支え続けています。リネンサプライ業界ではこの先、後継者不足等による廃業、サービスの提供・維持の困難といった状況が懸念される中、ヤマシタは業務プロセスを科学的に分析しながら事業を効率化・高度化することで、さらに多くのお客様に選ばれるサービスをお届けしてまいります。そして、今後もインバウンド需要を持続的に支えるインフラとしての使命を果たし、これからの日本の経済成長を推進する原動力となってまいります。

  • ※4財務総合政策研究所「法人企業統計調査」(令和3年度)
  • ※5厚生労働省「雇用動向調査」(令和3年)

長期ビジョン2030「EX→CXを強みに非連続成長へ」

ヤマシタがこうした“超高齢社会” ”観光立国推進”といった社会的課題・テーマに向き合い、これからの未来社会に貢献し続けていくためには、お客様に選ばれる業界No.1の価値を創造し、他社に先駆けて変革をリードできる力が必要です。その源泉は、まぎれもなく人財であるとヤマシタは考えます。そこで当社は長期ビジョン2030を定め、「社員の仕事のやりがい」と「お客様の期待を超えた感動」を相互に高め合いながら、非連続な成長を実現する基盤を2030年までに構築してまいります。

代表からのメッセージ

ヤマシタ1兆円企業への決意

25歳、経営未経験で私が社長に就任し、すぐに痛感したのが資本主義経済の厳しさです。当時のヤマシタは、会社の経営状態も悪化しているなか、経営未経験の3代目が社長に就任したという状況で、他社からはリーズナブルに買収ができそうだと見られていたと思います。実際に同業他社や業界外の大企業からも買収提案や会食依頼が数多く来ていました。

そのような経験から、私は経営者になるということは、未上場・上場、年齢、経験などは関係なく、お客様や社員などステークホルダーの皆さまに選ばれるかどうか、という無差別級の戦いに挑むことであると思いました。そのうえで、将来を見通したときに、このVUCAの時代では、さらなる競争の激化が予想されるなか、ヤマシタの当時の規模感から考えても、さらなる規模の拡大を目指せる人でないと経営者になってはいけないと感じました。

その規模の拡大を目指す決意として、掲げたのが2050年までに売上高 1兆円という目標です。人生をかけて挑む目標を決意するには、それにふさわしいタイミングがあります。私の場合、それは父の交通事故による急逝で延期になってしまった弟の結婚式が行われるはずだった日の夜、弟と一緒に飲んでいた時でした。父を失った喪失感に浸る間もなく会社を継ぎ、規模の拡大を目指さなければならないという責任感を強く感じる中で、弟にとって特別な日になるはずだった日に、私自身もその決意を言葉にしたいと思い、私はその時飲んでいたボトルに「1兆円を目指す」と書き込んだのです。

売上高1兆円の会社とは、もしその会社がなくなったら他社のサービスではお客様や社員の皆様が物足りなくなったり、困ったりするくらい「No.1の価値」を提供し続けている会社だと考えています。ヤマシタは今後も、No.1の価値を提供できる領域がどこか見定めながら、新たな価値を提供し続ける会社を目指します。そして、それが「正しく生きる、豊かに生きる」という企業理念を体現することであると考えています。

この目標は、私がもし達成前に社長ではなくなる時が来たとしても、私が先代、先々代からバトンを受け継いだように、必ず次の社長に繋ぎたいバトンであり、この目標にコミットできない人には社長を任せられないとも考えています。