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【リネンサプライ】経営視点の事業所運営や、新工場の立ち上げに携わるなら今!

【リネンサプライ】経営視点の事業所運営や、新工場の立ち上げに携わるなら今!

2024.11.28
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Release:2024.11.28 Update:2024.11.30

※2024年6月6日に、ビズリーチにて掲載されていた内容を転載しています。

シーツ、枕カバー、タオルなどの布製品のリースを行うヤマシタのリネンサプライ事業では、インバウンド(訪日外国人)の増加に伴い、ホテル向けの需要が急拡大しています。この好機を受け、同社ではさらなるビジネス成長を図っており、新工場の建設が進んでいます。現在採用を強化する事業所長やSCM(サプライチェーンマネジメント)の責任者として事業をけん引していく魅力について、2名にお話を伺いました。

効率化への取り組みで高い成果。顧客とWin-Winの仕組みを構築

リネンサプライ事業部 副本部長 兼 千葉事業所長/名波 整の画像

リネンサプライ事業部 副本部長 兼 千葉事業所長/名波 整

はじめに、リネンサプライ業界の市況とヤマシタの立ち位置をお聞かせください。

現在、リネンサプライ業界ではホテル向けの需要が非常に高まっています。日本は「観光立国」を推進しており、2030年に6,000万人のインバウンド誘致を目標に掲げています。私たちの独自調査では、宿泊施設は東京都心部で約9,000室、関西エリアで約12,000室不足すると見込んでいます。今後、ホテルの新規開業とともに、リネンサプライの需要もさらに拡大していくことは間違いありません。

今、ホテル向けリネンサプライ市場で、私たちは業界8位の位置にありますが、まずは数年後には業界5位以内を目指しています。病院向けでは、業界全体では9位ですが、当社の事業の発祥地である静岡県ではシェアNo.1です。病院施設以外に、高齢化に伴って施設数が増えている有料老人ホーム向けの需要も増加しています。いずれの施設に対しても、営業を強化していきます。

2023年度は、リネンサプライ事業部として過去最高利益をあげられたそうですね。どのような取り組みが寄与しているのでしょうか。

前提として、リネンサプライ事業は「お客様へリネンの納品→使用済みリネンの回収→工場で洗濯」を繰り返す循環型ビジネスであり、オペレーションの効率化がコスト削減と安定供給に大きく影響します。

工場での取り組みの成果としては、例えば千葉事業所では2021年から2023年にかけてSKU(在庫管理の最小単位)で約7割もの削減を実現しました。いわゆるお客様指定の商品を当社共用品に切り替えて少品種に絞り、シンプルで効率的な運用を図ったということです。

これは営業チームがお客様に交渉を重ねた成果でもありますが、お客様としてもインバウンド需要が急増しホテルも高稼働になっているなか、私たちの運用の効率化による安定供給への取り組みについて賛同していただいていることが大きいです。そのほかにも、お客様との合意のうえバスマットの納品時の「畳み方」を変えたことで、同商品の30%の生産効率アップにつながったケースもあります。

物流においては、以前は外部の運送業者に委託していましたが、ドライバー採用を強化し内製化を進めています。これによって安定稼働とコスト削減に加え、お客様との日々のコミュニケーションからニーズを吸い上げることでサービスの品質向上を図っています。

今後はどのような活動に注力するのでしょうか。

先にも挙げたSKUを極限まで減らしたり、新たな設備投資をしたりすることで、業界一の効率を達成してコストリーダーシップがとれる体制を目指します。また、新規開業施設へのアプローチやリネン契約の切り替えを検討している施設に対する提案といった営業活動により、シェア拡大を図ります。2026年には関西工場の新設が現在進行中であり、さらなる工場新設も考えています。

「経営者」の視点で、全体を俯瞰(ふかん)した改革・改善に取り組める

現在採用を強化している「事業所長」は、どのような役割を担うのでしょうか。

各拠点を統括する事業所長は、全社の中長期ビジョンを踏まえた中期・短期経営計画の策定、売り上げ・損益管理、工場・物流・営業・事務のマネジメントまでを一手に担います。一事業所あたりの人員規模は100~180名ほどです。

エリアによって競合他社やホテルのカテゴリーなどが異なるため、事業所ごとに3C(顧客・競合・自社)×STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)の分析を行い、戦略を立てています。それ以外にも、従業員皆がやりがいを持って働けるように、1on1の実施や働く環境の改善も担います。

事業所長候補として、どのような方が活躍できそうですか。

まず、「変化点管理」ができることが大切です。数値分析だけでなく、顧客や自社スタッフにヒアリングしたり現場を見たりすることで変化点にいち早く気付き、改善活動につなげていただきたいです。

ヤマシタでは「現場」を重視しています。実際、社長自ら時々トラックの深夜便に同乗してドライバーと対話し、現場の課題や要望を吸い上げ、マネジャー陣へフィードバックすることもあるのです。現場を大切にする方は、当社のカルチャーにマッチしますし、入社後もご活躍いただけると思います。

現場を見るなかで変化点に気付いたら、改善策を提案しPDCAを回していくことで、事業所の成長・スタッフの成長を促していただきたいと思います。成功事例も失敗事例も他拠点へ共有し、優れた仕組みを標準化していくことで、全社に影響力を発揮していただくことを期待しています。

リネンサプライ業界未経験の方も多いと思いますが、事業所長候補として活躍してもらうためにどのようなサポートがあるのでしょうか。

まずはオンボーディングをしっかりと行います。前述のとおり、ヤマシタでは「現場力」を大切にしています。工場ならラインに入る、物流ならトラックに同乗するなど、「現場」を知るための研修を用意しています。

また、生産・物流・営業の各課長が現場のマネジメントを行っていますので、課長からの情報提供や課題共有を通じて、事業所の状況を把握していっていただけたらと思います。

ヤマシタの事業所長だからこそ味わえる醍醐味を教えてください。

一拠点の管理者ではなく、「経営者」という感覚で取り組めますので、経営志向がある方にとってはやりがいが大きいと思います。

リネンサプライのような循環型ビジネスでは、一部が崩れると他の部分も崩れてしまいます。特定の専門領域にとどまらず、全体を俯瞰し、さまざまな要素を組み合わせて課題解決・改善にチャレンジしたい方にとって非常に面白い環境だと思います。

事業所での取り組みや成果はしっかりと評価され、表彰対象にもなります。私自身、千葉事業所長として、社員総会の場で業績貢献賞を受けたことがありました。事業所の200名の仲間と一緒にその喜びを分かち合えたのは、とても感慨深いものでした。経営者視点で、事業所の目標達成と全社への貢献、そしてスタッフの成長にモチベーション高く取り組んでいただけたらうれしいです。

物流・生産企画・生産技術で、効率の最大化に取り組む

リネンサプライ事業部 SCM部部長 兼 神奈川事業所長/飯島 祐輔の画像

リネンサプライ事業部 SCM部部長 兼 神奈川事業所長/飯島 祐輔

リネンサプライ事業部で、SCM部が担うところを教えてください。

SCM部が担う業務範囲は、ホテルや医療・福祉施設へ貸し出すリネンの準備から配送、使用後の回収、洗浄です。この工程における「安全」「品質」「効率」をテーマとした戦略策定と実行をミッションとしています。各事業所の責任者(事業所長や各課のマネージャー)と連携し、事業部としての目標達成を目指します。

SCM部の組織体制は、大きく3つに分けられます。1つ目が「物流企画」。納品工程における、配送ドライバーやピッキングスタッフの作業効率の最大化を図ります。例えば、ドライバーのマネジメントツールの開発、配送計画システムを活用した最適なコース設計などを行っています。

2つ目が「生産企画」です。生産効率の最大化を目指し、各工場での改善の好事例を標準化・横展開するほか、新たな生産手法の確立・提案に取り組んでいます。

3つ目が「生産技術」。各工場の設備担当と一緒に設備マネジメント全般を行うほか、設備投資の検討や実行支援も手がけます。新規工場の建設に際しては設備導入の計画と企画立案、実施に関するマネジメントを担っています。

SCM部では、現在どのような課題に向き合っているのでしょうか。

安全な職場環境の再構築と安全作業の徹底を図っています。需要増加に伴い、現場が多忙になるなかで、働く人にとっての安全・安心が薄れないように意識を高めています。

工場での生産に関しては、数年前から「人時生産性」をKPIに設定していますが、最近ではさらに分解し、人的スキル・機械稼働率・製品化率などのKPIを置いて進捗管理しています。2023年度には前年比10%以上の生産効率改善を果たしており、6事業所8工場の統一化に向け、さらに標準化を進めています。また、「データ取得の自動化」も課題の1つです。

物流においては、配送業務の内製化を進め、コストコントロール、業務改善、納品品質の向上を図っています。ドライバーの業務は複雑であるため、入社者の即戦力化のスピードアップが課題です。動態管理システムを活用したマネジメントを開始したほか、顧客ごとの納品内容や効率的な配送順の情報を示すツールとして「納品カルテ」のアップデートに取り組んでいます。

生産・物流で培った知識を生かし、新工場立ち上げに参画できるチャンス

50億円規模の新工場の建設を予定しているそうですが、その特徴をお聞かせください。

関西エリアでの需要増加に対応するため、関西工場の建設計画を進めています。コンセプトは「投資回収12年以内」「他社に勝てる原価を実現するコストリーダーシップの工場」です。最新の省人・省エネ設備の導入も検討していますが、機械化すべきか人の手で作業をしたほうがよいかを見極め、原価最安値を目指すために最適な仕組みを構築していきます。

リネンサプライ業界に長期間身を置く私自身、この規模感の工場建設をゼロから担うのは初めての経験です。これから入社される方にとっても、「新工場の立ち上げ」という経験はキャリアにおいて希少性が高く、大きな価値を感じていただけるのではないでしょうか。

SCM部に今参画するやりがいや醍醐味はどこにあるとお考えでしょうか。

日本が目指す「観光立国」という経済戦略を支えるインフラ事業として、市場を拡大させていけることです。課題は山積みですが、だからこそ新たな挑戦ができる環境がありますし、自分のアイデアやビジョンを実現する機会が豊富にあります。

当社はトップダウンでの改善活動ではなく、現場に入り、現場のメンバーと一体感を持って取り組むことを大切にしています。現場へのこだわりが強い方にとって、活躍できる風土だと思います。

私自身も、これまでの優れた部分は残し、変えるべきものは変えながら、「これまでできなかったことができるようになった」という喜びを現場のメンバーたちと共に体感できることにやりがいを感じています。

入社を検討している方々に向けて、メッセージをお願いします。

リネンサプライ事業部では、50億円規模の工場建設を予定しており、さらなる成長に向け、生産・物流領域で培った知見・スキルをフルに生かせるステージがあります。

長きにわたって培ってきたリネンサプライ事業の知見はあるものの、完成形はなく、日々アップデートしていく過程にあります。型を作ることをゴールとせず、市場のニーズに合わせて刷新していく、そんな挑戦を楽しめる方にぜひ仲間に加わっていただきたいと思います。皆様とお会いできることを楽しみにしております。

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