
Release:2025.05.07 Update:2025.05.07
ヤマシタは、2025年5月7日に放送された、NHKクローズアップ現代に取材協力しました。番組では、「管理職は“罰ゲーム”!?令和の最先端人事」テーマに、当社がトライアル導入を行うPeopleX社の「AI上司」サービスの活用状況や当社の管理職の仕事に密着いただきました。
番組HP:https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/P7R647M13X/
管理職はなぜ罰ゲームと言われるように?
かつて管理職といえば、「号令一下、チームをまとめるヒーロー」でした。戦後の高度成長期には、ピラミッド型組織の頂点で指示を飛ばし、部下を統率することが求められていました。
やがてバブル崩壊後の「効率とスリム化」、さらにはリーマン・ショック以降の「グローバル競争」と「デジタル化」の波が押し寄せ、マネージャーには戦略的視点やテクノロジー理解が必須に。
さらに、パンデミックを機に広がったリモートワークやハイブリッドワークでは、物理的な距離を超えた「エンゲージメント維持」や「メンタルケア」が新たなミッションに加わりました。
加えて、若者世代はワークライフバランスや自己実現を何よりも重視し、フラットで双方向的なコミュニケーション――ときには“上司らしさ”を逸脱した関わり――を求める傾向が強まり、マネージャーには新たなカルチャーギャップの橋渡し役まで期待されるようになっています。
成果責任が雪だるま式に積み上がり、いつのまにか「管理職=罰ゲーム」と揶揄されるほどになっています。
クローズアップ現代ではヤマシタも管理職の難易度向上に悩む企業として紹介されましたが、それでも管理職を選び、「組織を前に進める」最前線に立つのは、なぜなのか。クローズアップ現代でも密着されたヤマシタで所長を務める松波さんにお話しを聞きました。
ヤマシタ ホームケア事業部練馬営業所所長 松波さん
ヤマシタの所長に求められることは?
ヤマシタは、介護用品レンタル業界の大手として、現在No.1の成長率で急成長を遂げている企業です。
介護用品レンタルとは、介護ベッドや車いす、手すりなどを、介護保険の給付制度を活用してご利用いただけるサービスです。当社のような事業者は、介護を受ける方から直接依頼を受けるのではなく、「ケアマネージャー」と呼ばれる専門職を通じて、利用者にサービスを提供しています。ケアマネージャーは、介護方針の策定やサービス内容・費用の計画を立てる専門家であり、サービス提供の中心的な存在です。
そのため、ヤマシタでは全国に約80の営業所を設け、各地のケアマネージャーに向けて日々営業活動を行っています。
営業所所長に求められる最も重要な役割は、営業所の売上や利益の責任を担い、チームを牽引しながら、この成長をさらに加速させることです。
所長としてマネジメントを行う中でどんな時に難しさを感じますか?
ヤマシタは業界内で圧倒的な成長を目指している企業です。同じことを同じように繰り返すだけでは、No.1の成長は実現できません。会社が高い目標を掲げているということは、各メンバーにも高い目標の達成が求められます。
その中で、所長には、メンバー一人ひとりのモチベーションを高め、成長を支援することが求められます。メンバーそれぞれに合ったコミュニケーションを通じて関係性を築きながら、成長をサポートしていく力がマネージャーには必要です。
また、ヤマシタには「率先垂範(リーダーが自ら実践する)」の文化があり、プレイングマネージャーとしてOJTを通じて現場を牽引する役割も期待されています。さらに、持続的な成長には生産性向上が不可欠であり、業務の標準化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、メンバーが目標に集中できる環境づくりも所長の大切なミッションです。
そのため、日中は、その時間にしかできないメンバーの成長支援のための営業同行やご利用者宅への訪問への同行に時間を当てながら、就業時間後に会社方針をメンバーに浸透させるための学習を行ったり、営業所内で発生する様々な雑務を処理していくという日も少なくありません。
松波さんが所長を志したきっかけは?
営業職として働いていると、自社の利益優先で、お客様のためになっているか疑問を持ちながらも営業活動をしなければならないという葛藤を抱えている方も多くいると思います。しかし、ヤマシタの介護用品レンタルの営業は、ご利用者(お客様)のQOL(生活の質)の向上に貢献していることを本当に日々実感しながら、働くことができます。
例えば、私がヤマシタに入社して最初に配属された営業所でご利用者のお宅に納品に行った際に、近隣に住む方が「所長は元気ですか?以前大変お世話になったので」と話しかけてもらったことがありました。介護用品レンタルは、ケアマネージャーからご利用者を紹介していただき、サービスを提供する商流ですので、ご利用者からの信頼は、ケアマネージャーからの信頼にもつながり、それが売り上げや利益といった成果にもつながります。そういった、好循環を営業所として体現している当時の上司のようになりたいという憧れが所長を志したきっかけでした。
松波さんはマネージャーとしてどんなやりがい(EX)を感じますか?
所長として最も嬉しさを感じる瞬間は、メンバーがご利用者やケアマネから評価されていることを知ったときです。私自身の所長を志したきっかけである、地域密着で信頼されるサービス提供体制の実現に近づいていることもそうですが、成長支援が実を結んだことに何より喜びを感じます。
まだまだ、入社当時に憧れた上司のようにはうまくいっていませんが、所長としてメンバーの成長を支援していきながら、地域密着で信頼されるサービス提供体制を作り上げていきたいという目標が、仕事に対するモチベーションになっています。
まとめ
クローズアップ現代でも紹介されたように、ヤマシタでは成長支援の領域を中心に「AI上司」の活用を開始しました。さらにそれだけではなく、評価や採用、オンボーディング、社内情報検索コスト削減、など様々なマネージャー業務にAIを活用し、業務の効率化を図るとともに、質の向上にも挑戦しています。
超高齢社会を迎える日本において、介護用品レンタルサービスは、在宅介護を支えるインフラとも呼べる欠かせないサービスとなっています。介護人材不足や、社会保障費の増大など、日本が抱える大きな社会課題に確かな貢献をしながら、変革を巻き起こすことができるポジションにヤマシタはいます。
ヤマシタの管理職として、テクノロジーを駆使しながら、日本の未来を支える挑戦をしたい方をお待ちしています。