Release:2024.11.28 Update:2024.11.30
*本記事は社内報の転載になります。
樋口 明子
東京本部所属。システム部運用課課長。社内システムの導入や入替、社内から寄せられたシステムに関する相談対応などを行っている。
できることで貢献する
「入社してもう29年…自分でも長いな~って感じます(笑)」。ヤマシタには中途で入社。当時のリネンサプライ事業における新規開拓営業を担当した。まだ女性の営業担当に対する偏見があった時代、「男性連れてこい!」「女だと頼りないんだよな~」と言われることも少なくなかった。それでも、困っているお客様の力になることにやりがいを感じ、人と関わる営業という仕事を楽しんでいた。転機となったのは入社から数年後。「今後はシステムに力を入れたい」という先代社長の方針もあり、営業からシステム導入を担う部署へ異動となった。最前線の現場での仕事から一変、そこから会社のシステムと関わる日々がはじまった。
もともとITに精通しているわけではなかった樋口さん。今でも、会議中に知らない用語が出ると机の下で調べることもしばしば。しかし、他のメンバーにはない現場経験があることは、マネジメントを担う自分の大きな強みになっている。システムに慣れていない現場の人でも分かりやすいよう、工程一つひとつを丁寧に写真付きで説明したマニュアルを作成するなど、現場目線を大切にする。マネージャーだからと、すべてに専門性を発揮するのではなく、メンバーと対等に、互いを補うように仕事を進める。それがヤマシタでマネージャーとして働く樋口さんのスタイルだ。
いつまでも自分らしく
システムはあらゆる業務と密接に関わっており、正常に機能していることが「当たり前」。よって、想定外のトラブルが発生した場合には、迅速な対応を求められるし、新しいシステム導入の際にはスーツケースを片手に各拠点を飛び回る日々が続く。心が落ち着かない状況が続くことも少なくないが、どんな時でもまずは人とのコミュニケーションを大切にしている。それは業務外でも同じ。新しく配属される人がいたら、隣の部署であっても気さくに声をかけたり、飲みに誘ったり。決して特別なことではないかもしれないが、自然と打ち解けられる樋口さんを慕う人は多い。
そんな樋口さんの前職は、たくさんの園児に囲まれて働く幼稚園の先生。今のマネージャーという仕事において、辛いことよりも嬉しいと感じることが多いのは、昔から人の輪に入り、人の成長に喜びを感じていたからかもしれない。キャリアアップしたいと強く願っていたわけではなかった。ただ、自分が好きなこと、貢献できることを追求し続けた結果、今がある…そんな感覚なのだという。「マネージャーという仕事も、たくさんある役割の1つ。あまり重く考えなくていいと思います」。樋口さんは穏やかに語ってくれた。
#樋口さんに3つの質問
Q1.趣味は?
ゴルフが好きです。会社の人たちともよく一緒にまわっています。
Q2.思い出の仕事は?
リネンサプライ事業部のシステムリプレイスです。現場メンバーと一緒に約2年をかけたプロジェクトで、ヤマシタ独自のシステムから業界の標準システムへ大転換を行いました。
Q3.フレックス制度はどんなときに活用してる?
父の介護で少しだけ時間がほしいときなどに使っていました。この制度でとても働きやすくなったと感じています。
樋口さんからメッセージ
女性は出産、育児などを機に働き方を大きく変える方が多いかと思います。キャリアビジョンを考え、何を大切にするかは人それぞれですが、もし仕事上で悩んでいることがあればぜひ声にしてみてください。女性だからとやりたいことを諦めるのではなく、みんなが楽しく長く働ける環境にしていきたいですね。